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嘘でもいいから

第4章 想いの迷宮

「あ、そう言えば…
カメラ持って来られなかったんですね。
趣味なんですよね?」


「うん、まぁ…
結構古くて重いカメラだから…
それにこれも結構使えるよ?」


そう言って、想さんはスマホで
お城の写真を撮っていた。


「優花さんのページの写真…
みんな素敵ですね。
なんだか懐かしいような…
不思議な魅力があります。」


「ありがとう。
本当に趣味なんだけどね、
一応、勝手に師匠と呼ばせて
もらってるカメラマンがいるんだ。」


「へぇ~有名な方なんですか?」


「うーん。
派手な活動しない人だけど…
知る人ぞ知るって感じだよ。
そうそう、来週末個展もあるんだ。」

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