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☆短☆編☆集☆[新・続]

第2章 ヒーローにひかれる松井くん





静まり出した部屋に店長の小さな笑い声が目立った



俺はポカンとしていた



「なんでもないよ。

それはここを出るのに使う鍵ね
もう解放してあげないといけないから、松井くんは帰ってもいいよ」



店長はそう言って俺に背を向けた



えっと...

帰ってもいいのか?



俺はどうしていいのか分からなくて足が動かない



「帰っていいって言ってんだから帰れば?」



真樹はそう俺に目を合わせずに言ってきた



俺は少し戸惑いながら礼は言わなきゃと思って頭を下げてから服を整えて小走りで出てった



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