☆短☆編☆集☆[新・続]
第2章 ヒーローにひかれる松井くん
部屋を出て直ぐにロッカールームに向かった俺は着替えと荷物を全部持って着替えもせずにそのまま建物から出た
建物から出た瞬間に俺は全体に力が抜けたみたいにそのまま地面に座り込んだ
なんだったんだろ――――
さっかまでの感覚(恐怖心)が消えた感じがしなく、いままでのがなんだったのか、これでもう終わったのか、それが曖昧だった
「着替えはしなくていーの?」
どっからか聞き覚えのある声が聴こえて俺は声のした方を見た、すると―――
「....かつ...み?」
そこには眉間にシワを寄せた勝己の姿があった
「...ぶん殴る?」
「あー…
今日でここのバイトはもう終わったんだ!!
着替えんのめんどかったしこの作業着を着るのは今日が最後だから着てきた」
「...ふーん」
「うん」
俺は何を言ってるんだろう
なに嘘を付いてるんだろう
取り合えずどう説明をしていいのか分からなくて、そう言って笑うしか出来なかった