
失恋少女のアバンチュール
第4章 海のハプニング!
空港に来ていたお迎えの車に乗せられて着いたホテル。
小さな商店街の景品ではあり得ないような豪華なホテル。
ホテル専用のプライベートビーチまでついていた。
チェックインを済ませるとホテルの人に案内された部屋に入った途端、驚きに目を丸くしてしまった。
一面のオーシャンビューにフカフカなダブルベッド、テラスまで着いている立派なお部屋。
「本当にこの部屋で合ってるの?」
「はい、こちらが本日から赤嶺様のご宿泊されるお部屋です。」
私の片言な英語はコンシェルジュの男性から完璧な日本語で返されてしまう。
「では、何かご用がありましたら何時でもお声かけください。」
「…はい、ありがとうございます。」
普段そんな丁寧な対応をされていないから、すごく緊張しちゃう。
深く一礼してコンシェルジュの男性は去っていった。
暫く立ち尽くしていたが、疲れからベッドに沈み混んでいた。
疲れたから、少しだけ眠ろうかな。
もしかしたら夢の中で飛行機の彼に会えるかもしれないし。
引きこもりな生活のせいか、自分が思っていたより疲れていたみたい。すぐに眠りに落ちていった。
