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責められたいの

第8章 私だけのアイドル 2

「そこ座れよ…」


私がベンチに座ると洵ちゃんは
目の前のテーブルの上に座って
私を挟むように
ベンチに足を乗っけた。

真っ暗な庭だけど目が慣れてきて…

洵ちゃんの大きな瞳が
キラキラと光って見える。

真っ黒い髪に太めの眉毛…
そういうところは男らしいんだけど

ふさふさのまつ毛にキラキラの瞳で…
やっぱり洵ちゃんも
王子様みたいだ。

でも…超頑固で…
あ、俺様王子?!

私は今の立場も忘れて
クスクスっと笑った。

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