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責められたいの

第30章 ハプニングバーの恋人 5【完】

でも、混乱しつつも
私は自分のある変化に気付いて
寂しいような、ホッとしたような…
不思議な気持ちに包まれていた。

まるで夫婦のように寄り添う2人を見ても
そんなに心は痛まない。
ただ何とかしなくては、
という思いだけだ。

私は今、どうしたい…?

セイヤを助けたい…
セイヤと助かりたい…

うん、私にかかった魔法は
やっと解けたのだから。


「部長…お願いです…
私もうこんなこと嫌なんです。
ここから出してください…
それにセイヤさんは私を助けに
来てくれただけだから…」


私は檻の中で正座をして頭を下げた。

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