
欲望
第2章 拾われ子猫ちゃん愛を知る
しばらくするとほづは俺から少し離れて、俺の目を見つめた
赤くなった目で見つめられ、何もいえなくなる
ちゅっ
俺は、気づいたらほづにキスをしてしまっていた
ほづは、頬を真っ赤に染めたが嫌がる素振りは全くない
「もう一回、してもいい?」
俺がそう聞くと、ほづは恥ずかしそうにうつむいて小さくうなづく
その様子を見て、歯止めがきかなくなった俺は夢中でキスをした
「はっあぁん・・・んぁ」
時々漏れるほづの声がたまらなく俺をそそった
我慢できなくなった俺は、ほづをお姫様抱っこしてベッドに連れて行く
「えっ?」
ほづは驚きを隠せない様子だった
ほづをベッドにそっと座らせて、二人は見つめあう
「嫌・・・?」
俺が聞くと、ほづは困ったような顔をした
その顔を見て、俺は我に帰った
「ごめんっ!そりゃあ嫌だよな。今日あったばっかりだし、それにほづ悲しいことがあったばっかりだし・・・」
そういうと、ほづは大きく首を振った
「違うっ嫌じゃないの・・・嫌じゃないけど・・・初めてなの・・・」
ほづは真っ赤になってうつむいてしまった
「そうなの?じゃあ、キスは?」
「・・・・・さっきのが初めて」
「嫌だった?」
「・・・気持ちよかった」
照れながらそう言ったほづが可愛くて可愛くて、俺はほづを抱きしめて耳元でささやいた
「じゃあ、もっと気持ちよくしてあげる」
そう言って、息を吹きかけるとほづは感じたのか声を出した
「あんっ・・・でも・・・」
「大丈夫。俺は、ほづの初めてが俺で嬉しいよ」
そっと押し倒し、また夢中になってキスをした
