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色にでにけり 恋

第15章 エピソード 1

ピロロン♪♪♪ ピロロン♪♪♪
遥暉のスマホが鳴った。


俺はベッドから下りてスマホを取って遥暉に渡す。


「あっ、岡田さんからだ。でてもいいですか?」

「ああ。」


わざわざ断るあたり、やはり遥暉は礼儀正しい。



大胆に身体を開き甘え倒していた遥暉とは別人のような清楚な美少年。


「はい、丸山です。」

『こんばんは、遅い時間にごめんね。今、話してても大丈夫?』

「あ、はい。少しなら。」


チラリと俺を確認する。


小声で「お茶とってくる」とささやき、部屋から出て行った。




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