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Last Rain

第2章 これでも中学生

「…………ちっ」



「しらけたわ。おい、もう行こうぜ」



男達がゾロゾロと車に乗り込んで帰ってく。



「ありがとうございましたー。またのお越しをお待ちしておりますー。」


お兄さんは軽いお辞儀をしながら男達を見送る。



『お兄さんそんな事絶対思ってないでしょwww』



「あったりめぇだろ。だいたい中学生がこんな時間に外出歩くな!今の世の中物騒なんだぞ!今だって俺が出てこなきゃどうなってたか…………」



お兄さんに軽く頭を叩かれた。


『いた〜〜〜!』



「うわっっっその説教親父臭い!」



『大丈夫!あんな不細工な男達には着いて行かないから』



「そういう問題じゃねーの。俺が助けるのこれで何回目だと思ってんだよ」



『いつもありがとう!お兄さんが居るから安心してここに居れるよ!』



「居なくていいんだよ、帰れ帰れ!だいたいなお前達は外ずらだけ大人び過ぎなんだよ。そこらの中学生をもっと見習え」

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