庭と 愛犬と 私
第48章 2015.6.3WED(手ごわい新人
「おい、500分の1の意見で改善も縮小を飛び越して廃止か?」
と上司が確認すると
「はい、Bの中で同時にやったらいいという意見が7,8件あったので試しにそうしたいと思います」
「それで500分の490は無視するのか?」
「無視ではなくて、改善です」
と、のたまった。
上司が呆れたように私の顔を見た。
「そうか、じゃあ改善したABの折衷案を聞こうか?」
「これからこの会議で話し合うんですよね?」
周りはポカ~ンとして、私もポカンと担当者を見た。
ついでにバックアップしている筈の昨年の担当者を見た。
「Bの日程はすでに決まっています。会場も抑えました。備品の目途も立ってます。資料置くだけにしたら、スペース確保できれば後は問題ないですよね」
昨年の担当T君が、今年の担当K君のフォローのつもりで言った。
上司はあからさまに眉間にしわを作っていった。
「ばかやろぉ、Aだって例年発注している取引先にキャンセルを今からできるのか?」
「キャンセルっていいますけど、発注していませんから」
「恒例になっているから先方だって準備しているはずだぞ。今年は改善したいから少し待ってくれとかそういう耳打ちくらいはしてあるのか?」
「上司に恒例行事の企画変更の打診もせずに、そんなことしていいんですか」
「それを言うなら相談もせず、改善案を会議でいきなりぶつけてくるのはどうだ?そっちの方がおかしいだろう?
そもそも会議に改善案の企画書も出さんとはどういうつもりだ」
「だから、日程BにAの資料置くだけですから手配に変更はないですよね。毎年出る当日の人員削減の問題解決できていいと思います」
そんな調子で上司とK君とT君の応酬が続いた。
今年の新人は手ごわい
新人といっても昨年一年研修を受けてきているはずなのに・・・
仕事の段取りや、会議の準備がとても自分本位。
それどころか、アンケートの結果に対する客観が全くなっていない。
驚くほど自己中心的に、勝手に解釈して仕事をサボろうとしているようにしか聞こえない。
すごいなぁ、T君に苦笑いしていたのが何となく理解できた。
と上司が確認すると
「はい、Bの中で同時にやったらいいという意見が7,8件あったので試しにそうしたいと思います」
「それで500分の490は無視するのか?」
「無視ではなくて、改善です」
と、のたまった。
上司が呆れたように私の顔を見た。
「そうか、じゃあ改善したABの折衷案を聞こうか?」
「これからこの会議で話し合うんですよね?」
周りはポカ~ンとして、私もポカンと担当者を見た。
ついでにバックアップしている筈の昨年の担当者を見た。
「Bの日程はすでに決まっています。会場も抑えました。備品の目途も立ってます。資料置くだけにしたら、スペース確保できれば後は問題ないですよね」
昨年の担当T君が、今年の担当K君のフォローのつもりで言った。
上司はあからさまに眉間にしわを作っていった。
「ばかやろぉ、Aだって例年発注している取引先にキャンセルを今からできるのか?」
「キャンセルっていいますけど、発注していませんから」
「恒例になっているから先方だって準備しているはずだぞ。今年は改善したいから少し待ってくれとかそういう耳打ちくらいはしてあるのか?」
「上司に恒例行事の企画変更の打診もせずに、そんなことしていいんですか」
「それを言うなら相談もせず、改善案を会議でいきなりぶつけてくるのはどうだ?そっちの方がおかしいだろう?
そもそも会議に改善案の企画書も出さんとはどういうつもりだ」
「だから、日程BにAの資料置くだけですから手配に変更はないですよね。毎年出る当日の人員削減の問題解決できていいと思います」
そんな調子で上司とK君とT君の応酬が続いた。
今年の新人は手ごわい
新人といっても昨年一年研修を受けてきているはずなのに・・・
仕事の段取りや、会議の準備がとても自分本位。
それどころか、アンケートの結果に対する客観が全くなっていない。
驚くほど自己中心的に、勝手に解釈して仕事をサボろうとしているようにしか聞こえない。
すごいなぁ、T君に苦笑いしていたのが何となく理解できた。