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恋してキスして抱きしめて

第11章 だって、もう止まらないの

「~~~~!!///」



そ、そうでした……!!

でもあの時は暗かったからよく見えなくて……

わぁぁ、なんだか色々と思い出して恥ずかしい……///



「はは、マジで可愛いな」

「……えっ!?」

「信じらんねー。
さっき電話してきた女と、ほんとに同一人物~?」



固まったあたしの手から、プラスチックのカップに入ったアイスココアを手に取って


ユーリさんはふっと笑った。




「俺のマンション、ここから徒歩5分」


「…………!」


「どうする?
まだ電車あるから引き返せるけど」




ドキンッて、大きく心臓が跳ね上がる。


………ユーリさんは笑っているけど、その瞳の色はこの前と違って見えて


男の人なのに、なんだかとっても色っぽい。



「……い、行きたいです」

「どこに?」

「……っ ユ、ユーリさんの……」

「俺の部屋に入ったら、もう逃げられないよ」

「………!」

「ちーちゃんが嫌って言っても、離さないよ?」

「………!!」



「………止まらないけど、いいの?」

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