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恋してキスして抱きしめて

第12章 寸止め、悶絶、もう夢中

「……ちーちゃん、まだ終わりじゃないよ?」

「…………」

「最後までするって、俺言ったよね?」



はい、無反応~~~


………酷くない?


ねぇ、ひ~ど~く~な~~~い!?


こんなエロイ体して、すげー感じてる顔晒して


こっちが本気出しちまう程、妖艶な女に化けたくせして


キスしてる間にゴムも片手で取り寄せて……って


準備しちゃった俺を無視するってどんだけドSなの!!



「やだよ、俺……
寝てる女を犯したことなんてねぇし……」



独り言を呟く度に、空しさが増していく。


このまま良い夢見てね♡って言える程寛大になれないのはなぜだろう。


いや、なぜっつーか……


左胸と股間に手を当てれば、一目了然。


自分でもドン引きなくらい


気持ちは冷めないし


体はもっと治まらない。

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