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恋してキスして抱きしめて

第13章 夏の嵐

上半身を起こしてベッドの上に座り直し、千夏と向き合うと

その体をぐっと足の間に引き寄せる。



「あ、あの………///」

「……光が……」

「えっ?」

「ちーちゃん、なんかキラキラしてんだけど……」



そう言っちゃう自分にドン引きしてるから、寝惚けているわけじゃない。


……マジで天使かと思うくらい、俺の目に飛び込んできた千夏の笑顔が眩しくて


思わず抱きしめて………ておい!!


昨日の事だけで、どんだけこいつにハマってんだ俺!

落ち着け!



「……早くね?起きるの」

「あたし、いつもこの時間なんです!」



腕の中で元気よく答えた千夏の頭に、そっと顎を乗せた。


俺に預けるその体に、既に昨日のワンピースを纏っている。



「なんだ、もう着替えちゃったの」

「はい、あ、あの……
シャワー勝手に借りちゃいました……///」

「うん、いいよ」

「あと、ごめんなさい、ドライヤーも……」

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