テキストサイズ

恋してキスして抱きしめて

第14章 友人の言葉

……綺麗なツラだと……?



それってつまり

THE・イ・ヤ・ミ~~!!(嫌味)



残ったビールを一気飲みして、てめぇに言われたくねぇよ!と心の中で叫んでみる。




顔や体の系統は、似てる方だと思うが


ヒメは俺よりもずっと上にいる、ピラミッドの頂点に君臨するいい男だ。


あ、しつこいようですけど~、俺だって結構人気者だしイケメンなのよ?



……だけど、こいつともう1人の蓮だけはマジで別格。



せいぜい俺が周りからキャーキャー言われるレベルだとしたら


一瞬引くほどのオーラを放ち、ザワつかれるのがヒメ。


同じくその圧倒的な雰囲気で、息を呑んで見惚れられるのが蓮。



ギャラリーの反応にそれほどの違いがあってさ~~っておい!!


何こんな紹介がてらW蓮推ししてんだ俺!!


普通にキモッ!!




「……男に褒められても嬉しくねーよ」



指先で灰を落としながら、ぶっきらぼうに言い放つ。



「アイドルとか言いやがった旅人もそうだし、どいつもこいつも腹立つな~~」

「旅人?」

「夏輝だよ。この前会ったんだ」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ