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………どんだけピュアなんだよ。




「その時はそうだったとしても。
連絡はしたんだろ？」

「………着信拒否」

「……！
着信拒否？されてんの？」

「分からねぇ。かけてないから」

「はぁ？」

「 “ もし ” されてたら、俺、ショックで立ち直れないと思う……」




………ピュアを通り越して、バカなんじゃねぇの？


こいつの話を聞く限りではあるけど、説明すれば難なく解ける誤解だろうし


俺のカンからしても、夏輝の妹はユーリに惚れているのは間違いないだろうし




「つーか、ちーちゃんの方からも
連絡してくれない……」

「…………」




………どんだけのダメージくらったんだ。


ユーリに聞こえるように、何度目かの溜息を大袈裟に漏らして


俺は手を伸ばして、奴からタオルケットを剥ぎ取った。