
恋してキスして抱きしめて
第25章 バカップルで、いいんです
「あ、あたしも……」
「ん?」
「あたしも、こうしてる時のユーリさ……ユ、ユーリの声が……
す、好きです……」
眩暈がする程の快感で、声も途切れ途切れになってしまって
それでも、もっともっとくっつきたくて、彼の背中に手を回した。
「いや、俺の方が好きだね」
ユーリさんもあたしに覆いかぶさって、ぎゅうっと抱きしめてくれる。
「………!///
あ、あたしの方が好きです!」
「い~や、俺だね。
世界で1番、ちーちゃんが好き♡」
「~~~!
あ、あたしは宇宙一ユーリが好きです!!」
「好きっつーより、愛してるって感じ~?」
「あたしも心から愛してます!!」
その気持ちは絶対に負けてない!!って思って
思わず頭を起こして叫んじゃったけど
「………あははっ
アホだな~~、俺達」
あたしの耳元で、ユーリさんが楽しそうに笑った。
