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恋してキスして抱きしめて

第5章 いきなり、任務終了?

も、萌え~~~~~!!!


なんなのなんなの!?

妹ってこんな感じなの?


大好きとか幸せとかさ~、これだけの美少女が言うとスッゲー破壊力!


も~俺の方がキュン♡なんて女子みたいな気分になっちまうだろ~~



「兄妹としてってことは~。
ちーちゃんは夏輝とどうにかなりたいってわけじゃないのね?」

「ど、どうにかって!?」

「お兄ちゃんとチュ~したいとか、エッチしたい~とか」

「~~~~!!///」



あ、ストレートすぎ?


でもこの子に遠回しに言っても無意味な気がして、遠慮なくたたみかける俺。


千夏はもう目を回したように、頭をふらふらと揺らす。



「そ、そ、そんなこと思わないですよ!!」

「え?そうなの?本当に?」

「そ、そりゃ、昔はお兄ちゃんと結婚したいって思ってましたけど……」

「けど?」

「け、けど、兄妹はそんなのできないって分かってるし……」



千夏はアイスココアを一口飲み、氷をカランと鳴らすと

ふっと優しい表情になった。



「天国のママが、安心できるように……

あたしもお兄ちゃんも、いつかお互い素敵な人を見つけて

パパとママみたいに幸せになれたらいいなって、思います」

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