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Lotus~誰にも知られてはならない~

第5章 1*ハナサナイ

家に帰って
まだ起きないえりかを
ベッドに寝かす

結局今日はお預けか……

でもいい、まだ時間はある

えりか、俺はお前を離さないよ?

だからお前も俺を離すなよ

えりかの唇におれのそれを落とす
チュッ

さて、俺も寝る準備を……
くいっ
「おわっ!」
おれのシャツのはしを引っ張った
犯人はひとりしかいない

「起きてたのか、えりか」

え「智さんが……チュッてしてくれたから………///」

「襲っていいですか?」
え「いいのだけれど……
 今日はね、ギュッとしてチュッてして?」
「え?」
え「私を離さないって…
ずっといるよって…
そばにいてほしいの」
「わかった」

そうだよな……
えりかが俺を避けたのには
きっと俺の仕事のことを考えてだ

そのえりかが俺の想いに応えてくれた

でもだからといってその元の不安が解消されたわけではないよな

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