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Lotus~誰にも知られてはならない~

第1章 1*ソウグウ

智 Side

え「ごめんなさい、もう帰らなくちゃ」


そう言ってそそくさと帰って行く彼女の背中をを見送る

あーあ、連絡先聞けばよかったかな

いつもは人に関心のない俺が
なぜか彼女のことをずっと気にしていた

なぜ、彼女は帰ったのか……
たのしいと思ったのは自分だけなのか?

いや、彼女はそんな子じゃない
あったばかりだけれど
彼女は他の女達と違う

俺の周りの女は
俺の見た目にしか興味のないやつばかり

仕事柄外を出歩けないのに
遊びに行きたいとどいつもただこねていた。
どうせみせびらかしたいのだろう?
俺も女達のこと適当にしてたから
そういう女のことを蔑ろにしてきた

でも彼女はちがう
きっと俺の事考えて帰った気がする

だからなのか
彼女の事ばかり考えて
夜がふけるまで飲み続けた

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