
君模様
第5章 君とあたし
今日は掃除のある日で
終わったのはすでに5時近かった。
賢に待ってて
って言われたから待ってる。
30分待っても賢は教室に来ない。
1時間たって
(あと5分待ってこなかったら帰ろう)
って決めたときだった。
ガラッ
教室のドアがあく音がした。
「ルナ…」
そこには、息を切らした賢がいた。
「もー、いつまで待たせるのー??放課後って言ったのは賢だよ??」
そー言ったのに賢は
「…まだ、待っててくれたのか…」
って
「あと5分たったら帰るとこでしたー」
呆れながら言うあたし。
「もう…帰っちゃったかと思って…焦ったぁ…」
大きく息をつく。
「…ぁのさっ、あたし…用事が「鷹島んとこ行くのか??」
あたしの言葉を遮る。
「そーだょ…心配なんだよね、壮太そんな風邪引かないぢゃん。だいじょーぶかなぁ」
「俺の前であいつの話すんな」
いきなり賢の半ギレの声が響く。
「は??」
なんて言っちゃった。
「俺の前で鷹島こと想いながらあいつの話すんなってゆってんの。お前だって気づいてるだろ??俺がお前をここに呼んだ 時点で」
(はぁ??なにいってんの?わかんないからここに来てるぢゃん)
「俺はお前のこと好きなの」
……
ぇ__________
