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君模様

第5章 君とあたし



「ぇ??どーゅーこと??」
壮太がいないからなんなの??


「俺、鷹島に邪魔されてたから」
邪魔ってどーゆーこと??


「ぁ、よくわかんないん「あっ、そだそだ」
あたしの言葉は遮られた。

「放課後、話したいことあんだけど。教室に残っててくんね??」


あっ…でも
「今日は壮太の《キーンコーンカーンコーン》
またしても、遮られた。授業の終わりを告げるチャイムに。



「俺、待ってるから。ぢゃっ」
「ちょっと、まって」


賢は、足早に教室を出てってしまった。

「ルナー、いくよ」
友達があたしを呼ぶ
「んー、ちょっとまってて」



賢のいっていたことってなんだったんだろう。
放課後の話したいことってなんだろう。




ずっと考えながら一日をすごした。


《キーンコーンカーンコーン》
今日最後の授業も終わり
ついに、放課後。



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