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君模様

第5章 君とあたし

___杉浦 賢_side___

今日は入学式。

俺は一目惚れをした。
ある女の子に。



その女の子とは門のところで出会った。
その子は友達といた。

俺は一応モテるほう。
今まで女に困ったことはないし、特に悩みはない方だった。

その女の子も特に可愛いとかそんなんぢゃなかった。
ただ、視界に入っただけだった。

その女の子は笑ってた。

今まで俺に近づいてくる女はいつもニコニコニコニコ。
俺に好かれたい。
そんな下心が丸見えだった。

でも、その女の子の笑った顔は…
太陽みたいだった。
光ってた。

俺は目が離せなくなってた。

なんだ、あの女は。




大型の台風が俺の中を通りすぎる予感がした。

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