
君模様
第5章 君とあたし
その日は結局帰りまで話しかけることができなかった。
だが、高橋は今日日直!!
なんて、ついてるんだ。俺は
放課後に聞こう!!
放課後~
ホームルームが終わってから5分たった。
まだ鷹島は来ない。
あと一人でこの教室に邪魔者はいなくなる。
なぁ、
と話しかけようとしたところだった。
「ごめっ、遅れた!!」
と急に鷹島が入ってきた。
俺と鷹島の目が合う。
きっとこの状況からして、俺がしようとしていたことに気づいたのか…
「ルナ今すぐ帰ろう。日誌は俺の部屋で書けばいいから」
そういいながら、高橋の手を引っ張り出てってしまった。
俺の部屋………??
高橋は鷹島の部屋にいくのか??
家に帰った俺。
「はぁー!!鷹島は今頃高橋とヤッてんのか―…」
俺の部屋…
鷹島が言った言葉が頭ん中でリピートされる。
「くそっ…」
ダンッ
壁を蹴った。
どこにも、当てようもない怒りでどうにかなってしまいそうだった。
