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まなかなかなか…

第9章 2014年09月20日(土) 過去、現在、未来…生き方、夢


☆過去〜現在、生き方と未来と夢


妹ちゃんと弟くんは真っ直ぐです。

すぐにいじけたり機嫌悪くしたりするけど、いつも真っ直ぐ生きている。

そりゃ嘘も吐くし隠し事もしてるけど、人を傷付ける行為はしない子たちです。

まなかは1番上の子で女の子ってことで前のページに書いたように育てられたけど、基本的な育てられ方は妹ちゃんも弟くんも同じ。

ただ少し自由があったというだけ。

だから2人は少し周りから浮いている。
他の人と比べたりしないから。
自分を安易に変えようとしないから。
ちゃんと自分を持ってるから。
ただそのありのままの自分が、周りから見たら少しおかしいから浮いている…。

弟くんはまだ小さいから友達も、ただただ優しくて良いように使えて、でも時々変なこと言うなって感じだと思う。

でも妹ちゃんはもうそんな訳にはいかない。だから悩んで苦しんでもがいている。


それに対してまなかは歪んでいる。
いじけたりも機嫌悪くしたりも滅多にしない。

でも人を平気で傷付けられる。
嘘や隠し事で何人もの人を傷付ける。

自分を偽って自分の変な面を隠し、嘘でなかったことにする。

まなかなら2人のような生き方は絶対に選ばない。

真っ直ぐ、純粋な自分でなんか勝負なんかできない。

自分に自信がないの。
だから汚いことを沢山する。

真っ直ぐな人を見ると、嘘まみれな自分の方が凄い所を探したくなる。

そして優位に立って…見下したくなる。

まなかは2人のこと、兄弟としてなら好きだけど友達となったら嫌いなタイプって前に書いた理由はこれもあるの。絶対、合わないタイプなの。


それがあの集団にも繋がる。

まなかの理想。憧れ。
あんな人たちになりたかった。
でも歪んでて汚くて変な面を持つまなかには無理だから、何度も何度もみんなを騙すの。

あの集団がいる限り、まなかはいなくなれないから…あれがまなかの生きがい。

でもずっとそんなことして自分の価値を見つけて生きていくなんて無理だから、まなかも他のことで自分の存在価値を実感しようと思った。

それがこの前の話。
詳しくは678ページを見て欲しいんだけど…要するに中学生の教育とか、傷付いた子の成長を助けることに興味があるってこと。

それがまなかの今の夢。
そして唯一、未来について今のまなかが考えられたこと。

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