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~可愛いのに変な匂い~

第2章 密室ドライブ


表現するならば鉛筆と甘い匂いを足したような感じで、最初は対応に困ったが、時間がたつに連れてなぜだか親近感のある不思議な香りに思えてきたのだ。

助手席に座り、笑顔で話す可愛い紗央莉の体を横目で見ながら変に性的な興奮を覚えた。


このしなやかな体の一体どこから、こんな匂いを放っているのか。

気になって仕方がない。

それとなく自然な流れで、香水はつけるのかを聞いてみたが、香水は好きなようで今夜もつけているらしい。

まさかこんな香りの香水なんてあるわけがなく、体臭で消えてしまっているんだと勝手に納得した。

早くこの異臭ともとれる不思議な香りの出所を確かめたくて仕方がなかった。

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