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~可愛いのに変な匂い~

第3章 濡れた腋


車内に満ち溢れた匂いに酔いながら、はやく出所を確かめたい一心で、広い公園の駐車場に車を停めた。

突っ込んだ話を交わしながら、お互いの距離が縮まっていくのを感じていた。

サイト経由で早期に会うことができたレベルといったら失礼だが、簡単にガードをこじ開けられる自信があった。

駐車場で話始めてから30分くらいたっただろうか。

紗央莉は俺の肩に寄りかかるような体勢で緊張しながらも甘えてきた。

すかさず紗央莉の体に腕をまわし、抱き締めてみた。

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