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夢列車

第2章 ・現在

渋谷side








村「ほなまたなー」





渋「おん。ありがとう」







あたしとヤスこと樟
ヒナこと真子3人で
母校を後にしてから

尋の1人息子、晴人を
幼稚園に迎えに行って

その次にヤスと晴人を
ヤスの家まで送って



最後にわざわざあたしまで
送ってくれたヒナに
礼を言うてわかれた



高校卒業と同時に
し始めた1人暮らし。






渋「ただいまー」






ただいま。
なんて言葉を投げかけても
返事は返ってこうへんのは分かってる
でも挨拶するのが
習慣になってしまってる

実家で暮らしてた頃は
自分からせぇへんかってんけどな

これは一体誰のせいやろな?




パチッと
リビングの電気をつける
部屋があまりにも
シーンとしてて虚しいから
テレビもつける。








渋「あ、大倉やん。」







テレビをつけると
そこに映ってたのは
キラキラした笑顔で
MCさんと会話してる
中学生からの友達の大倉。






渋「あいつとうとう
俳優まで手ぇ伸ばしたか」







どうやらドラマの番宣のよう
ほんで恋愛ドラマなんや
刑事ドラマとかが良かったわ
ヤスがぶつくさいいそうやな
まーええか。








渋「一応見たろ」







若干でもない
上から目線な事を言うて
その恋愛ドラマを予約欄に入れた








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