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好きになってもいいですか…?

第16章 自分たちへのご褒美



次に洋服屋さんを見て回った
特にこれだ!というものもない





というかそもそもそんなにお金が
無い
お互いバイトもしないし
部活が終われば受験生
プレゼントも3年のクリスマス
まで交換しないことにしていた




「ねえねえ、理緒これ見て?」



翔の手には1本の赤いマフラー



「…?マフラーがどうしたの?」



「あはは♪わかんないかー…」



翔はマフラーを理緒の首に巻いた
そして随分余っているマフラーを
自分の首にも巻いた




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