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好きになってもいいですか…?

第25章 帰り道



すぐに春香にまとわりついていた
手は無くなった



「何で一人で帰ってんの?だから
痴漢なんてされんだろ」



春香が顔をあげると同学年で
体育祭のおんなじ応援団の
陽介が抱きしめていた



「だって…仕方ないんだもん…」




嗚咽をもらしながら春香は陽介の
腕の中で泣いていた



電車が駅に止まった



「どこの駅まで行くの?」



「あ、あと…2つ…」




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