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好きになってもいいですか…?

第28章 ご褒美



窓際の列の後ろから二番目
優太はその机にかかっている物を
カバンに入れた



「弁当箱忘れてて。危うく
腐らせるとこでしたよ。
帰りましょっか。」



優太が出口に体を向けると
机から何枚かの用紙が落ちた



「…何か落ちたよ?」



「あ!だめです!それは見ないで
下さい!」



奈津美が拾い上げると優太が
慌てて取り上げようとする



しかし上に挙げられるとぎりぎり
手が届かない




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