
好きになってもいいですか…?
第30章 ないしょのお泊まり
「理緒、早く早く!」
部屋の外から翔が急かす
「待ってよぉ〜…」
パジャマから制服に着替えて
髪を整えて荷物をまとめて
忘れ物無いか確認して
それからそれから…
「早くしないとだって!」
「う、うん!」
急いで二人は家を出た
途中のコンビニでおにぎりを
買い、食べながら学校に向かった
「う〜…まだ下着が湿っぽくて
気持ち悪い…」
「ごめんね?…あ!そうだ!
乾かしてあげる!」
そう言うと翔は猛スピードで
自転車を漕いだ
「わッ!?早過ぎ!」
誰にも見つかる事なく無事に
学校に着き理緒が更衣室の
ロッカーを開けると同時に
春香と奈津美が入って来た
「あれ?おはよー」
「今日は早いね、何かあった?」
「な、なにも…ないよ//」
「絶対に何かある!捕まえた!
なっちゃん!」
「今日はくすぐりの刑かな♪」
今日もいつものように一日が
始まった
