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ラブトーク

第5章 言葉のナイフ

心臓の音がやたら早く鳴る。

あんなこといわれる原因は
レンのことだってわかってる。

きえろよといった美優の横で
笑っていた華はレンが好きなんだ。
もうみてるだけでわかる。
ぼんやりしながら手を洗い
重い足取りで教室へむかう。

「トモカー!なに暗い顔してんだよ!」
そんなこと考えてたらレンが
ほっぺをつねってきた。

「やめてよー」
そういって笑ってみたけど
さっきの言葉が心に突き刺さる。

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