生徒会Love
第4章 期末テスト
あ「生徒会室行くぞ。」
ひ「あの…用事があるって…」
あ「ウソだろ。早くいくぞ。」
先輩が私の腕を引っ張っていくかたちで、どんどん生徒会室の方向へいく。
ひ「ちょ、ちょっと待ってくださいっ!」
私は頑張って止まった。
あ「なんだ?早くいくぞ。」
ひ「だから、用事があるって…。」
あ「だから、ウソだろ?」
ひ「本当ですっ!」
あ「ウソをいうのはやめておけ。」
ひ「はい?」
あ「さっき、電話してきた。」
ひ「誰にですか?」
あ「母だ。」
ひ「蒼衣先輩のお母さん?」
あ「ああ。私の父は、△△会社の社長をしている。」
えぇ〜!?あの△△会社!?
それじゃぁ、蒼衣先輩は令嬢!?
あ「そして、私の母は、○○病院の院長だ。」
ひ「えぇ〜!?!?!?!?!?」
あ「大きい声を出すな。迷惑だ。」
ひ「はい…すみません。」
あ「聞くと、ひなたのおばさまは入院しているらしいが、面会の予定はない。」
ひ「はい。」
あ「それじゃ、行くか。」
ひ「はい」
もう、ここまでばれたら仕方がない。
黙ってついていくしかない。
そこに、教育実習生の先生が通った。
ひ「先輩!あれって教育実習生の先生ですよね?かっこいいですね〜!」
と言って、先輩をみると…
先輩は、ボッーっと先生を見ていた。
それは、尊敬の眼差しではない、恋する女の子の目であった。
先輩、まさかー