彼は年下女子が好きなんです
第6章 *雅紀と璃来の気持ち*
璃来が帰ったあと。
1人で部屋にこもって、考えてた。
…俺は、まーの事、どう思ってるんだろう……
今までは、いて"あたりまえ"いるのが"あたりまえ"の、大切な幼馴染だとしか思ってなかった。
…いや、それが"あたりまえ"だったから、考えた事もなかった。
ただ、相手が彼女でも、友達でも、まーの事を悪く言うのは許せなかった。
……まーと、少しの間関わらないでいよう。
一緒にいることが"あたりまえ"じゃなくなったら、わかるかもしれないから。