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秘密

第25章 嫉妬

土曜日当日

自宅近くのバス停で待っていると
バスが到着し、学校ではしないメイクをして可愛く着飾った美月が降りてきた。


「結衣!お待たせ」


「あれ?咲ちゃんは?」


「咲ちゃんは、急遽、彼氏と会うことになって来れなくなったの」


「そうなんだ」


「私、チーズタルト作ってきたんだけど、お兄さんってチーズ苦手?」


「苦手じゃないよ。あまり偏食せずに何でも食べるから」


「良かった!」

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