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秘密

第26章 不安と家族想いの兄

トイレを出て部屋に戻ると、又も
美月がイルカの縫いぐるみを抱いていた。


「結衣!遅い!またイルカの縫いぐるみ借りるね」


「……」


「結衣ちゃん?」


また…大切なイルカの縫いぐるみを……。


「美月ちゃん、その縫いぐるみ貸してくれる?」

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