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秘密

第6章 大人のデート

絢音が吹いた煙が、向かいに座っている湊の顔にかかり咳き込む


「ゴホッ…ゴホッ」


「湊くん大丈夫?お茶で噎せた?」


「…煙草…俺の前で吸うのやめてくれませんか?副流煙は、主流煙よりも身体に害があるんです。
どうしても吸いたいのであれば外で吸ってもらえませんか?」


多少ムッとしたものの絢音は、黙って煙草の火を消し、カクテルを一気に飲み干す。

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