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秘密

第8章 お兄ちゃんが、家庭教師!?

ペンをノートの上に置き、ドアを開ける。


「結衣の叫び声聞こえてきたから様子見に来た。俺で良ければ勉強教えてやろうか?」


「い、いいよ…。自分でやるし…」


「応用問題が解けなくてイライラしてるんだろ?」


「うん…」


「だったら自分1人で頑張ろうと、せずに俺に聞けばいいだろ。
俺ら家族なんだから遠慮する必要ないよ」


家族か……。

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