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アクマにアソコを貸しました

第6章 ロスタイム上等じゃないですか

!!

彼の声が聞こえなくなったと同時にガウン姿になった彼が現れた。

「梓穏?呼んだか?
真赭どうした――?」


身体中がジンジンして、膣(なか)はもっとジンジンして、荒い息をするだけ。

いつの間にか、太ももの間に抜き差しされるものも、なくなっていた。


裸の彼の腕に辛うじて支えられ、様子がおかしい私にガウン姿の彼が眉をしかめる。

フゥ…

「すまん、噛んだ挙げ句、舐めて吸っちまった」

その言葉で視線が体を走った。ガウン姿の方が肩の赤みに目をとめて、ため息を吐いた。


「これ…興奮した真赭の唾液を、わざわざ傷から入れたのか?」

裸の彼は何とも言えない顔をして
「悪りぃ…忘れてた」

そう言ってガウン姿の腕に、少し雑に私というバトンを渡した。


裸の彼の姿がゆらりと揺れ黒い煙に包まれると、凪ぎ払われたかのように姿を消した。


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