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リベンジ!

第9章 拒否権なし!

「今日は、役所に婚姻届を提出する。証人は、優花と翔平でいいか?あいつらも、お前のこと気にしてたからな。会ってやらなきゃ…きっと驚くぜ。」



あたしに頬ずりしながら笑う隆盛が、愛おしい。


「隆盛…婚姻届って、気が早くない?大丈夫なの?」


あたしは、少し不安になりながら隆盛の胸に頬をよせる。


「何言ってんだ?急がなかきゃ…赤ん坊でてくるぜ?」


「えっ?…何?赤ちゃん?」


「新菜の排卵日にあれだけ仕込んだんだ…デキてるよ。プロの俺が言うんだから間違いない。
まぁ、出来るの時間の問題だしな。
新菜の子宮は健康だから、種付けしてりゃ何時かは…ふふっ…楽しみだな〜。」




まさかそんな簡単に…。

でも、そうなら嬉しいな。

めちゃくちゃ嬉しそうに笑う隆盛を見て、あたしの胸が暖かく満たされた。

昨日、病院に行く時は毒づいてたのに…

今朝は、結婚話だなんて…。

あたしの王子様はせっかちだ。



隆盛は、あたしのまだ真っ平らなお腹をなでながら


「早く出てこいよ。待ってるからな」


チュッてお腹にキスをする。



あたしは、そんな隆盛の頭を撫でて抱きしめた。



「隆盛…愛してる。
幸せだって感じるよ。
リベンジ成功だね…。」












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