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素直じゃない契約

第3章 兄弟



近くのベンチにカップルが座っていて1つのアイスをお互いに食べさせあっていた。

私たちもあんな風に見えるのかな…


「たぶん俺たちもあんな感じに見られるんやろな~」

「…心を読むのやめてもらえます?」

「だから分かりやすいんやって!!!(笑) …なんかすまんな、もしかして好きな人とかいたか??」

「いや、いないよ。あーいうのに憧れたりしてた時期もあったけど…それどころじゃなかったし」

「…」


恭介があたしの頭を抱き寄せた。



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