素直じゃない契約
第3章 兄弟
「はーい、できた」
「おぉー、相変わらず美味そうな料理やな!いただきます!!!
ん…うまいなぁ!!!♪」
今まで自分で作って1人でご飯を食べてきた。
でも今は恭介が美味しいって笑顔で言って食べてくれて
誰かに食べてもらうととてつもなく嬉しいんだなって思った。
『兄さーん、入っても良い??』
「おぉ、えぇで」
障子が開いて理生くんが入ってきた。
『兄さんあの…わっ! すごい美味しそうだね~!!沙羅さんが作ったの??』
「うん、そうだよ。理生くん夕飯は食べた??」