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『命』について考える

第13章 DV、借金、風俗

言われるまま、どうにか運転するも、最後、彼の自宅の車庫に入れる時にブロック塀に車をぶつけてしまいました。
「車が傷になった。お前がぶつけたんだから弁償しろ」と脅され、強制的にオートバックスへ行かされます。「ハタチ過ぎてるし、バイトもしてるんだからローンは組める」と言われ、修理代をローン組まされます。しかも傷とは何の関係も無いハズなのに、何故かカーオーディオやら何やら「ついでに、一緒に」と無理やり買わされました。
今、思えば、なぜ車をぶつけた段階で親でも警察でも、誰かに相談しなかったのか…やはり恐怖は正常な判断力を奪います。DV被害者がなかなか警察などに訴えない理由がなんとなくわかります。どっぷり浸かっている時は、頭が働かないものなのです。

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