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『命』について考える

第14章 救いの光

DVへの恐怖から消費者金融に借金、そして借金返済の為に風俗…そんな負のスパイラルにはまり込み、転落人生まっ逆さまだった私。
だけど、そんな中でも中学生の頃のように「死にたい」と思うことはなくなっていました。むしろ、どんなことをしてでも、どんな状態になっても生き延びてやるぞ、と思っていました。
命さえあれば何とかなる、絶対にこんなところでくたばってたまるか!
それが当時の私の、崩壊寸前の心を、唯一支えていました。
だけど、どんなに請求してもお金を払ってくれる気配のない彼、そろそろ私の精神の限界も近付いていました。

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