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SYらぶらぶ集〜X❤︎L〜ゼロリナ

第5章 ◆2


ゼロ「リナさん」
リナ「・・・!?な、な・・・なに・・・?」
ゼロ「・・・あなたを、抱きたいんです」
リナ「・・・ッ!
いや、と言ったら?」
ゼロ「そうですね。


無理やり押さえつけ、服を剥ぎ取り、蹂躙し尽くして差し上げましょうか」
リナ「・・・っ、やって、みなさいよ!出来るなら!」
ゼロ「なら、遠慮なく。」

どさっ、とリナをベッドに押さえつける。

リナ「・・・ッ、やめて」
ゼロ「・・・イヤ、です。
あなたは、僕のモノです。言うことを聞きなさい」
リナ「いやよ!あたしはあたしのモノなのよっ!

・・・っ、あっ」
ゼロ「ほら。
口では強気にしていても、心は既に屈服しているんですよね。リナさんは」

勝ち誇るような笑みでリナを見下ろし、また愛撫を再開する。胸、腹部、頸部、そして陰部。

ゼロ「ここ、ホラ、聞こえますかリナさん。くちゅくちゅ、って。いやらしい音を立ててます」
リナ「やっ、あ・・・!だ、めっ、いや!」
ゼロ「いや?
やめて欲しいと、言うことですか?」
リナ「・・・・・・」
ゼロ「クスクス・・・
かわいいですね、貴女は。本当は続けて欲しいのでしょう?なら、そう言って御覧なさい」

リナは悔しそうにうつむく。
下唇を噛み、憎々しげにゼロスを睨む。

ゼロ「おや。
随分反抗的ですねぇ。ですが、やめて欲しくないのでしょう?なら、そう一言仰れば、もっと悦くして差し上げると言ってるのですが?」
リナ「・・・言えるわけないでしょ、あんたなんか、大っ嫌い」
ゼロ「ふぅ、やれやれ。わかりました。わかりましたよリナさん。
あくまでも嘘を仰る、と。なら一からしつけ直しですね。貴女は誰のモノか知らしめる為にも有効的でしょうし、ね」

紫紺の瞳が、昏い光を宿したまま、リナを捕らえた。
絡みつくような視線に、リナは微かに身震いを起こした。でも。何故か。


この、魔族と呼ぶに相応しい歪んだ性格の男から、リナは逃げることが出来ない気がして。

ただ、時間が経って朝になることだけを微かに頭の片隅で思っていた。


だが。
朝までは、まだ長い。
暗く、深い闇が世界を覆う夜は、まだ始まったばかり。闇に隠された光は、絶望を知り。絶望は、やがて淡い希望を打ち砕き、内側から壊してゆく。
今、まさに途轍もない深く暗く深溝のように果てがない闇に、リナの真紅の瞳は絶望に染まっていったーーー。

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