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ワタシの履歴

第13章 無心〔二〕

帰ってきて次の日、私は何事もなかったかのように彼氏の隼人と会う。

そう、この時私は隼人という彼氏がいた。

にもかかわらず、幹雄にOKしたのだ。

幹雄は大阪で遠距離だし、二股してもバレないだろうと思っていた。

そしてなにより、私は隼人とも本気で付き合ってはいなかったのだ。

『好かれていたからなんとなく』で、付き合ったのだ。

なら、登と付き合ってみれば良かったかもしれない、なんて思ったりもした。


でも私は、幹雄とはすぐに別れた。

5回目の行為が許せなかったのもあったが、なにより面倒になったのだ。

幹雄はあれから毎日電話とメールをよこし、毎日『スキやで』『愛してる』と言ってきた。

私はスキだった訳じゃないので、段々それがウザくなってきたのだ。

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