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ワタシの履歴

第18章 期待

それでも、いつもノリが良くて、一緒に居て楽しかった彼がスキだった。


11月のある日、龍平が言った。

「結婚するなら輝子しかいない」

そして12月20日、私の二十歳最後の日に入籍をする事になった。

私の両親は、公務員で人当たりのいい彼を気に入り、反対なんて全くしなかった。


彼の親は、彼が7歳の時に離婚していて、母親しかいない。

そのお母さんは北海道に住んでいて、結婚の報告をしに行った。

義母は、

「あんたの為に、私は賛成出来ない」

と、私に言った。

私はこの時、この言葉は理解出来なかった。

彼はそれでも

「いや、もう結婚するって決めたから」

と言って、12月20日に予定通り入籍をした。

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