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ワタシの履歴

第20章 苦悩

あれから、また龍平はパチンコ屋に行かなくなった。



でもそれも、1ヶ月しかもたない…


また行って、また私は手首を切ってしまう。
でも、龍平に知られないよう、軽く。



3回切ったあと、たまたま恵から電話があり、久しぶりに会う事になった。

私は手首の傷を隠す為、パートの時や外出する時は、手首用のサポーターをしていた。

恵は会ってすぐ言った。

「手首どうしたの?」

「あぁ、ちょっと捻挫しちゃって(苦笑)」

「そっかぁ。気をつけてね」

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