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人間と吸血鬼

第16章 心

俺は急いで家に戻った。

ソファーで横になる雅紀に心を戻してあげた。

雅紀「うぅ…」

雅紀は静かに目を開けた。

和也「雅紀、大丈夫か?」

雅紀「和…うん…」

雅紀は体を起こし俺は隣に座った。

雅紀「ごめんなさい…」

和也「えっ…?」

雅紀の目からは涙が出ていた。

雅紀「俺が何も言わずに外に出ちゃったから…迷惑かけちゃって…」

和也「雅紀…」

雅紀「ヒック…ヒック…」

俺は雅紀を抱きしめる。

和也「雅紀…俺は迷惑だって思ったことない…危ない目にあったら助けるよ…いつだって…」

すると雅紀はギュッと俺に抱きついた。

雅紀「ありがとう…和…」

雅紀は俺の頬にキスをした…

雅紀「お礼に…」

雅紀は恥ずかしそうに言った。

和也「じゃあ俺もだな…」

そう言って唇を重ねた…

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