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人間と吸血鬼

第19章 思い出

佳奈「雅紀…?」

雅紀「あっ…佳奈…」

なんて話せばいいのか分からなかった。

雅紀「あの…」

佳奈「もしかして…聞いてた…?」

俺は小さく頷いた。

雅紀「佳奈…」

俺はこの際言おうと思った。

雅紀「俺…佳奈のことが好きです…」

佳奈「えっ…」

雅紀「あっ…急に言われても困るよね…!ごめん…!」

佳奈「困らないよ…」

雅紀「えっ…」

佳奈「私も雅紀が好きだから…」

俺は泣いてしまった。

佳奈「なんで泣くの…⁉︎」

雅紀「嬉しい涙…」

すると彼女からキスしてきた。

佳奈「よろしくね?私の彼氏さん?」

雅紀「うん…大好き…佳奈…」

俺たちは恋人同士になった。

中学から付き合い、高校も同んなじだったけど俺は普通科で彼女は進学科にだったため校舎が違い会う機会がなかった。

でも、帰りはいつも一緒に帰っていた。

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